古き佳きアメリカの薫りただよう深く複雑な味わい
空軍や民間航空会社でパイロットとして活躍したカーナー・ロンバウアーは1972年、妻のジョアンと子供達、2頭の馬、5匹の犬とともにナパ・ヴァレーに移り住み、セン
トヘレナに40エーカーの土地を買った。
その後コン・クリーク・ワイナリーで働き、1980年に自らのワインを造ったが、初ヴィンテージはシェーファーのワイナリーと自宅のガ
レージで造られたものであった。妻のジョアンはワインビジネスのノウハウを身につけるためスタッグス・リープ・ワイン・セラーズのセールスチームで働き後にディレクターとし
て活躍した。
1984年に初ヴィンテージをリリースし、その後もナパのみならずソノマやシエラ・フットヒルズ等に自社畑を広げながらカリフォルニアを代表するワイナリーとし
て多くのワイナリーから尊敬を集めている。多くの造り手が市場トレンドに合わせ変化してゆく中、ロンバウアーは一貫した古き佳き豊かな風味が漂うオールド・アメリカン・スタ
イルのワインを造り続けている数少ない高品質な生産者。
現在は息子KRと娘シーナが父とともにワイン造りを指揮している。