ルビー色。いちじく、森林の土、ブラックベリー、トーストのアロマがあります。
口に含むとビング・チェリーとスモモのアロマが広がり、生き生きした酸とフレンチオークの香りがほのかに感じられます。
テクスチャーはリッチで、果実が口に広がります。2026 年まで熟成が可能です。
アキコズ・キュヴェはフリーマンのファーストヴィンテージである2002年から毎年リリースされている特別なワインです。
このワインはワインメーカーのアキコ・フリーマンとコンサルタントのエド・カーツマンがそれぞれ熟成中の樽を試飲をし、良いと思うブレンドを作り上げ、その後他のスタッフを交えてブラインドテイスティングをし評価されます。
そして毎年のようにアキコが作るブレンドがスタッフの好みであることから、このワインの名前が定着しました。
2013 年ヴィンテージから、アシスタント・ワインメーカーのギャヴィン・シャロックスがこのブラインド・テイスティングに加わり、セラーの中のベストブレンドを決定する大切な一票を投じます。
キャンベル・ランチは2 年連続でアキコズ・キュヴェに選ばれました。
ソノマ・コーストの北西に位置する畑です。次に選ばれたのはウィリアム・レイヒルの畑です。
ここのブドウは、2004 年以降、頻繁にアキコズ・キュヴェに採用されています。
比率的に次に多いのが自社畑のグロリア・エステートで、その中でもPommard、Swan、115 のクローンが選ばれています。
その他に、セクストン、ソーン・リッジ、キーファーがそれぞれブレンドに加わり最後に、フリーマン2 つ目の自社畑のユウキのクローン2A と23が選ばれています。
【フリーマン・ヴィンヤード&ワイナリー】
フリーマン・ヴィンヤード&ワイナリーはケン・フリーマン氏と奥様のアキコさんによって2001年に設立されました。
世界に匹敵するワイナリー設立を実現するために、冷涼でなだらかな斜面に植えられているブドウ畑を中心に、300を超える畑や栽培農家の視察を始めます。
その結果、選んだのは霧に覆われ海岸から内陸に吹き込む冷たい海風に影響されるソノマ・ヴァレーの生産地でした。
そこで育つブドウはゆっくりと成熟し、フレッシュな酸が保たれ、とてもピュアでフレーヴァー豊かに育ちます。
フリーマンのワイン・スタイルはカリフォルニアはもとより、世界からも注目を浴びるようになり、各国の著名レストランのワインリストに採用される、小さいながらも著名なブランドに成長しました。
2015年4月、安倍晋三首相を招いて行われたバラク・オバマ大統領のホワイトハウス公式晩餐会に、2013年ヴィンテージのRyo-fuシャルドネが供され、一躍脚光を浴びます。